ユニコーン企業からゼブラ企業へ/起業を取り巻く環境変化

起業に向けて・学びと準備

みなさんは起業(スタートアップ)というと、どういうイメージを持ちますか?

「ユニコーン」「シリコンバレー」「破壊的な成長(Destructive)」…といったキーワードを思い浮かべる方もいると思います。

あるいは、Facebook、Airbndというような具体的な企業名を思い浮かべる方もいると思います。

「ユニーコーン企業」の対局的なワードとして「ゼブラ企業」という言葉を聞いたことがありますか?

起業(スタートアップ)に対する投資環境の変化、産業集積の多様化、サラリーマンの意識変化、ソーシャルマインドの変化などから、起業(スタートアップ)は身近なものへとなってきています。

ユニコーン企業

ユニコーン企業とは、評価額10憶ドル(1 Bilion US dollar)以上の非上場企業を指します。(さらに、設立10年以内、テクノロジー企業という要件を加える場合もあります。)

代表的な企業は、かつてのFacebookやTwitter、Xiaomi(中国の小米・シャオミ/ スマートフォンメーカー)、Uber、Airbnb、Pinterest、Dropboxといったところでしょうか。

立地としては、Apple、Intel、Google、Facebook、Yahoo、Adobe、Cisco、HP、eBay、NDIVIA、AMDなどを生み出したシリコンバレーが、人・モノ・カネが集積して、ベンチャーを育てる都市としての役割を一手に担ってきました。

ユニコーン起業は、倍倍ゲームを実践する企業として、ハイリスクハイリターンの投資先として、ベンチャーキャピタルの資金提供のもと、「急成長(Destructive)」「市場独占」「勝者総取り(Winner takes all)」というゲームチェンジを繰り広げてきました。

現時点で、世界で約450社がユニコーン企業と言われています。

ゼブラ企業

ユニコーン企業が、一角獣のようにまれで、巨額の利益をもたらす企業として注目されてきましたが、ソフトバンクの10兆円ファンドの資産価値が目減りしているなど、ユニコーン企業への過熱した集中投資が見直されてきています。

みなさんはゼブラ企業という言葉を聞いたことがありますか?

昨今では、ユニコーン企業へのアンチテーゼとしてゼブラ企業が、持続的な成長と共存の姿として注目されています。

ゼブラ(シマウマ)が白と黒のストライプであることから、会社の利益を追求するという面(仮に白とします)と、社会テーマの改善に応えるという面(仮に黒とします)の両面を追求する姿を重ねています。

ユニコーン企業に対して、「持続的成長」「共生」「協力」「Win-Win」を価値観とします。

▲日経新聞「いでよ日本版ゼブラ企業」に掲載されていた挿絵

これからの起業環境

これから起業を目指す人にとって、ユニコーン的な破壊的な成長を目指すことを否定するつもりは全くありません。そんな荒々しい変革もまた社会が必要としているものだと思います。

その一方で、社会的な課題解決に向けて自らが動き出して変えていこうと思う起業家にとっては、人に寄り添い、自分が出来る範囲で、私たちが暮らす社会的課題を解決していこうというゼブラ企業をめざすことも大きな意味があると思います。

起業の立地についても、かつてのシリコンバレー1強から、次なる30都市へと多様性を帯びてきています。この中には北京や上海といった中国の都市、バンガロール(インド)なども入っています。

▲Global Startup Ecosystem Report 2019から抜粋ーThe Next 30

The Next 30の下位には、ヒューストンがAIやビックデータが得意な都市として(=従来は石油関連企業のハブ都市だったがここで培ったデータ処理能力を強みとして生かす)、さらには、バンクーバーがブロックチェーンが得意な都市として(=世界初のビットコインのATM発症の場所としての強みを生かす)台頭してきているなど、それぞれの都市の特徴を生かした産業集積としての動きも生まれてきています。

東京や、さらには、京都のような都市も、それぞれの特徴を生かした起業の拠点として発展して聞くことが期待されます。

起業には追い風の時代

このように、都市(地域)としての産業集積としての特徴が生まれてきていることに加えて、私たちの身の回りに目を転じれば、自分がこれまでに培ってきたスキルがどれほど通用するかを試したいという「サラリーマンの意識変化」や、環境問題を含めて社会的な意識の高いミレニアム世代、Z世代などの「ソーシャルマインドの変化」などが、これからの起業の潮流として期待されます。

起業は限られた一部の人がするものから、社会的意識を持つ誰もがするものへと時代は流れています。

※ユニコーンの画像は、ビジネスITより。
※ゼブラ企業の増加に向けた投資を推奨している活動については、Zebras Uniteへ。

<投稿後記>
この記事は、お客様と共に育つビジネスの立ち上げをめざす「おたがいさまビジネスチャレンジ(ブログ)」の「コーヒーECビジネスへの挑戦」に投稿したものです。
コーヒーのECビジネスを起業したいと思っていますので、今回は、昨今の起業を取り巻く環境の変化を見てみました。

投稿者のこだわり

Takashi
Takashi
「おたがいさま」という日本語が好きです。お客様と共に育つ「おたがいさまビジネス」の起業をめざします。
「早く行きたければ1人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け。」という諺も好きです。価値観を共有する人達と力を合わせて遠くへ飛ぶことをめざします。

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