美味しいコーヒーを飲むためのポイントを見ていきたいと思います。
今回は「豆編」として、コーヒー豆にこだわります。
明日からコーヒー豆の蘊蓄を語れるだけではなく、あなたのコーヒーライフへのこだわりの新しいページが開きます。
お客様と共に育っていく「おたがいさま」といえるビジネスをはじめたいと思っていますが、私の趣味でもあるコーヒーを足掛かりにできたら素敵です。そこで、このブログでもそろそろコーヒーについて語っていきたいと思います。
方程式は、豆7:焙煎2:抽出1
「本当に美味しいコーヒーを飲みたい」という欲求はつきませんが、私たちが日ごろ目にする情報には、コーヒーを飲むために「豆」を「焙煎」して「抽出」して飲むというプロセスの中の「抽出」の部分に注目したものが多いように思います。
YouTubeでは「コーヒーのいれ方」を見せる動画がアップされていますし、ブログでも「コーヒーの道具」にこだわった記事がたくさんあります。
しかし、「本当に美味しいコーヒー」を追求するのであれば、「コーヒーの美味しさは、豆7割、焙煎2割、抽出1割で決まる」という意識で、もっと豆や焙煎にも注目していくことが必要です。
この比率は、コーヒーにかかわる団体などが示しているものではありませんが、コーヒーの専門家の方には、経験上からこの比率は納得がいくもだと思います。
スペシャルティコーヒー
日本人が好むコーヒーとして、「ブルーマウンテン」や「コナコーヒー」などがありますが、コーヒーの美味しさは、産地や価格や精製でダイレクトに決まるものではありません。
スペシャルティコーヒーの普及を目的とする協会として、アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)があり、「美味しいコーヒー」の明確なグレード基準を出しています。
SCAAでは、「種子からカップに至るまでの全ての工程でベストが尽くされていること(From seed to cup)」にこだわり、品質面での評価をクリアし、「カッピング」による採点で80点以上を得たコーヒーだけが「SCAA認定スペシャルティコーヒー」であるとしています。
※カッピングとは、ワインでいうテイスティングのことです。コーヒーの品質・香・味を客観的に評価します。
この基準によって、いわゆる「当店自慢の美味しいコーヒー」という主観的な評価の時代から、客観的な評価の時代になりました。
しかし、現実としては、まだまだ主観的なものが多く、「本当に美味しいコーヒー」とか、「こだわりのスペシャルティコーヒー」といった言葉が躍っていないでしょうか。
「美味しい」は客観的な評価によるものなのか、「こだわり」は美味しさにつながっているものなか、「スペシャリティコーヒー」とは協会が認定したものなのかが不明確なまま、「買ってみたものの全然美味しくなかった」という、文字どおりに“苦い”経験をした方も多いのではないでしょうか。
明日以降、「美味しい!」思ったコーヒーに出会った際に、「このコーヒーのスコアは何点ですか?」とマスターに聞いてみるのも面白いと思います。本物のこだわりのお店だったら、「おっ!このお客さん、できるな!」となると思います。でも、くれぐれも使いすぎには気を付けてくださいね。
※コーヒーピラミッドの図は、avylife.comより。
投稿者のこだわり

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「おたがいさま」という日本語が好きです。お客様と共に育つ「おたがいさまビジネス」の起業をめざします。
「早く行きたければ1人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け。」という諺も好きです。価値観を共有する人達と力を合わせて遠くへ飛ぶことをめざします。
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