ご機嫌な赤ワインに包まれて/コノスルのカベルネ・ソーヴィニョン等

おたがいさまの心技体

コーヒーと同じような嗜好品としてワインがあります。

「ワインは難しい」と思っている方もいますが、基本さえおさえれば、ソムリエなどの専門の方のアドバイスを引き出しながら、積極的にワインライフをエンジョイできるようになります。

私の体験がみなさんの参考になれば幸いです。

▲左から、カルメネール種(生産地:チリ、ワイナリー:コノスル)、カベルネ・ソーヴィニョン種(同じくチリのコノスル)、タナ種(ウルグアイのボデガ・ガルソン)。

この1枚の写真をもとに語ります。

赤と白の違い

写真の3本は全部赤ワインですが、そもそも赤ワインと白ワインはどう違うのでしょうか?

まずはブドウ自体が違います。赤ワインには「黒ブドウ(カベルネ・ソーヴィニョン、シラー等)」が、白ワインには「白ブドウ(シャルドネ等)」が使われます。

そして、製法も違います。白ワインはブドウの皮や種を取り除いて圧搾したものを発酵・熟成させますが、赤ワインは皮も種も取り除かないまま発酵させてから圧搾・熟成させます。そのため赤ワインには黒ブドウの皮と種に含まれている渋みの成分であるタンニンが含まれています。

豆知識

赤ワインを味わうときに、テーブル上でワイングラスを回すことを「スワリング」と言います。ワインの香り(アロマ)を拡げたり、味をまろやかにするために空気を取り込むのですが、グラスを回す方向は右利きの場合は反時計回りがマナーとして好ましいです。誤ってグラスの縁から遠心力でワインがこぼれたとしても自分の方に向かうことになります。
なお、ワインを空気に触れさせるためには、「デキャンタ(ガラス容器)」に移し替えたり、「ポアラー(注ぎ口)」を使う方法もあります。

味わいに基づく分類

写真の3本のワインは、それぞれ、カルメネール種、カベルネ・ソーヴィニョン種、タナ種(=「タンニン」の語源)で、いずれもフルボディ系です。

赤ワインは、いわゆる「重い(渋みや色が濃い)」と言われる順で、「フルボディ」「ミディアムボディ」「ライトボディ」と分けられます。

ちなみに白ワインは「辛口」「甘口」という分け方になります。

豆知識

代表的な辛口のワインとして「シャブリ」がありますが、「シャルドネよりもシャブリが好き」という発言は気を付けた方が良いと思います。確かにそれぞれの名前で提供されていますが、シャブリはシャブリ地方でシャルドネ種で作られたワイン(=シャブリもシャルドネ)です。

ボトルの形の違い

ワインのボトルの形に、いかり肩のタイプとなで肩のタイプがあることを意識したことがあるでしょうか?この形の違いはフランスのワイン産地にさかのぼります。

いかり肩のボトルは「ボルドー型」といわれ、ボルドー地方で作られる濃厚なワインに使われました。ワインを注いだ時に澱(おり)がボトルの肩のところに溜まるようにこの形になっています。一方、なで肩のボトルは「ブルゴーニュ型」といわれます。ブリュゴーニュはピノノワールの産地です。ピノノワールはミディアムボディ系のワインですので澱の心配はありません。

豆知識

フランスワインでは、ボトルの形は、ボルドー型とブルゴーニュ型がかなりはっきりと区別されていますが、その他の地域ではかなり混ざり合って使われています。ワイナリーのオーナーがブリュゴーニュで修行したからブルゴーニュ型のボトルを使っているところもあれば、コスト削減のためにすべてボルドー型を使っているところもあるようです。それでもピノノワールに関しては、ブルゴーニュ型が使われていることが多いようです。ボトルの形を観察してみるのもおもしろいですね。

おまけ/おたがいさま企業のコノスル

▲コノスルのカベルネ・ソーヴィニョンのアップ写真

今回の写真に写っている3本のワインの内、2本はチリのワイナリーの「コノスル」が作ってるものです。私はコノスルが日本に上陸したばかりの頃からのファンですが、今やいたるところで買うことができるほどポピュラーになりました。自転車のマークがついているのは農場を自転車で回ってブドウを育てて収穫していた時の名残と聞いています。

コノスルのこだわりは脈々と受け継がれていて、輸送中に出した二酸化炭素を相殺する活動や、製造工程において排出する温暖効果ガスを制限する活動を展開しています。SDGsが注目される昨今ですが、コノスルはずっと前から一貫して環境に配慮しているワイナリーです。

コノスルは、私が名付けた社会性の高い「おたがいさま企業」ですが、コスパも非常に素晴らしいワインを提供しています。チリワインは日本との間にFTAが適用されるとはいえ、丁寧に育てて日本まで運んだカベルネ・ソーヴィニョンの日本での販売価格は驚きの900円程度です。それでいてソムリエの田崎真也さんが絶賛する出来栄えです。

私は赤ワイン、それもフルボディを好んで飲んでいますが、コノスルのカベルネ・ソーヴィニョンは私にとっての常備薬のようにいつも手元に置いている1本です。

私のワインの飲み方は、定番のワインを5本飲む間に、ちょっと面白そうなワイン(例えば他の品種とのブレンドなど)を2本飲んで、専門店の店員さんから薦めていただいた1本飲むというようなバランスです。

奇をてらって失敗をしない安定感の上に、少しずつ新境地を開拓していくという私なりのワインライフを楽しんでいます。(この記事を書きながらも次のワインに手が伸びています。カルフォルニアの山奥のカーメル・ヴァレーという秘境にあるジオスワイナリーが家族向けに作ったというメルロ種をベースとした限定ワイン!)

<補足>
今回はワインの豆知識も紹介しましたが、日頃は聞き手になるようにしています。特にソムリエの方がいるお店では、聞き手に徹することでしっかりとした知識を教えていただけ、同席した人に対してもスマートな対応ができると思います。例えば、「デキャンタージュ(デキャンタに移し替える)」に向くワインと向かないワインがありますし、「マリアージュ(料理と組み合わせること)」によってベストなワインも違ってきます。

投稿者のこだわり

Takashi
Takashi
「おたがいさま」という日本語が好きです。お客様と共に育つ「おたがいさまビジネス」の起業をめざします。
「早く行きたければ1人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け。」という諺も好きです。価値観を共有する人達と力を合わせて遠くへ飛ぶことをめざします。

詳しいプロフィールはこちら
タイトルとURLをコピーしました