素敵なおたがいさま企業/「介護シューズのあゆみ」に学ぶ

起業に向けて・学びと準備

親企業からの注文どおりに商品を作って収めていた町工場から、「足に悩みを持つ方や高齢者の方に安心して履いていただける靴を生活シーンに合わせて提案する企業」へと生まれ変わった徳武産業の介護シューズ「あゆみ」の話を紹介したいと思います。

お客様、会社、社員のみんなが幸せになる私が目指したい「おたがいさま企業」の姿がそこにありました。

優しさが溢れる「あゆみ」のホームページ

「あゆみ」の通販サイトでは、介護シューズは片足から注文できます。

左右の足の大きさが違うお客様に対応するためです。
通常靴はペアで同じサイズでしか販売されていません。
左右が異なる靴を販売すると、残りの一方が在庫になってしまうからです。
それなのに「あゆみ」では、片足の値段は両足の値段の半分。
片足ずつ違うサイズを注文しても1足分の値段です。

さらに、「パーツオーダー」という細かなカスタマイズも可能です。
靴底の高さやベルトの長さなどを自由に組み合わせて自分に合った靴を注文することができます。
足の長さが違う人は左右で靴底の高さを変えたり、片手に麻痺がある人は麻痺がない方の手だけで着脱できるようにベルトの向きを同じにしたりすることができます。

中小企業の強み

今では大手企業も介護シューズビジネスに参入していますが、徳武産業は最初に介護シューズを開発した企業です。

大企業のメリットとしては、お客様からの声がが集まりやすい、大量生産によりコストを下げられる、ということがあります。
その反面、図体が大きいため、小回りが利かなかったり、細かなニーズに対応するとコストが上がってしまうことがあります。

中小企業は細かなニーズに特化した対応できることが強みです。
多様性が求められるビジネスは、実は、中小企業にとってはチャンスなのです。

徳武産業は、介護施設に足を運んでお客様のニーズを聞き取ることに努め、お客様からの相談に真摯に対応することで、従来の親企業の注文に対応していた企業から脱却して、お客様の切実な想いに応える企業へと変革していったのです。

ビジネスとは「共育」

徳武産業が今日のような介護シューズトップメーカーになったのは、お客様の笑顔が見たいという想いで、お客様の声を聞いて対応する、そしてさらにお客様の声を聞いて対応するというサイクルを繰り返してきたからです。

お客様と企業が共に育つという「共育」こそが、ビジネスの原点ではないでしょうか。

「AI分析で顧客の好みを分析して優先的に広告を流す」という時代ですが、もっと大切なビジネスの本質があります。
大手企業が介護シューズビジネスに参入した後も、「あゆみ」は、お客様との圧倒的な信頼関係によってトップシェアを確保しています。

そして、「おたがいさま企業」には、素敵な社員が集まります。

※この記事は、徳武産業のホームページと、NHKの「逆転人生」を参考にしています。

※写真は、徳武産業のホームページより。

投稿者のこだわり

Takashi
Takashi
「おたがいさま」という日本語が好きです。お客様と共に育つ「おたがいさまビジネス」の起業をめざします。
「早く行きたければ1人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け。」という諺も好きです。価値観を共有する人達と力を合わせて遠くへ飛ぶことをめざします。

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