『ビリーブ~未来への大逆転』/RBG・ギンズバーグを偲んで

フィルム・ショーケース

RBGこと、Ruth Bader Gingsburg(ルース・ベイダー・ギンズバーグ)氏が18日、87歳でこの世を去った。

終身制のアメリカ連邦最高裁判事に就いた歴代2人目の女性であり、リベラルな考えの持ち主として、アメリカを「平等」に導くために戦い続けた。

ルースへの哀悼の気持ちを込めて、彼女の人生を描いた『ビリーブ~未来への大逆転』を紹介したい。

原題 は「On the basis of sex」。「Discrimination on the basis of sex (性別に基づく差別)」の撤廃に活躍した女性弁護士としてのルースとその家族を描いた作品。

男性が稼ぎ、女性が家を守るというステレオタイプの価値観が蔓延していた50年前のアメリカ。

夫マーティンの支えもあり、首席でハーバードを卒業したルース。しかし、女性だからということで弁護士事務所からは採用されない。

税法を得意とするマーティンの支えを得て、「介護費用の税額控除の申請は家事を担う女性にだけに認められる(=女性が介護するのが当たり前で男性が対応することを想定していない)」という税法は、「性別による差別」であり憲法違反だとして法廷で争う。女性差別が放置される中で、男性差別のケースを取り上げて、男女の区別自体が問題であるという性差別撤廃活動を展開する。

この法廷での勝利は、性別に基づく差別を定める様々な法律を改め、今日の男女平等社会の礎となった!

マーティンのYOU win!(君の勝利だ)の言葉に、No, no, WE win! (私たちの勝利よ)と返した家族の絆の物語としても秀逸な作品!

アメリカ連邦最高裁は、政権権力による暴走に歯止めをかける役割を果たし、アメリカ民主主義の砦としての役割を果たしている。判事の構成は、トラプ政権寄りの保守派が5名、ルースを含めるリベラル派が4名と、かつてのリベラル派優位から保守派優位に変わっている。ルール他界後の人事が注目されている。

写真はUSPESSITより

追記

映画『RBG・最強の85歳』もぜひ!

Tシャツやマグカップにもなるほど愛されているルース。

I dissent(私は反対します)と、リベラル派が少数となっても、アメリカの良心としての反対意見を出し続けた。

投稿者のこだわり

Takashi
Takashi
「おたがいさま」という日本語が好きです。お客様と共に育つ「おたがいさまビジネス」の起業をめざします。
「早く行きたければ1人で行け。遠くまで行きたければみんなで行け。」という諺も好きです。価値観を共有する人達と力を合わせて遠くへ飛ぶことをめざします。

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